
ノンフィクションで送る実話シリーズ。阿修羅秀麻呂が言われた身も凍る言葉でした。
| バブルも終焉を向かえようとしていた6月のある日を境にして起こった出来事でした。 |
事件は突然に起こった |
| 当時本社3階の営業部勤務の阿修羅は6階の法務部との打ち合わせを終えてのんびりを階段を降りて行きました。しかし・・・・。 何十人の見知らぬ男達がドドーと、階段を駆け上げってくるではありませんか。そして途中4階まで階段を降りていた阿修羅はそのまま人の波に呑まれて4階のフロアに押しこまれてしまったのです。そしてフロアの扉を閉める瞬間何かがピカピカ!って光ったのです。 |
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何なんだ〜お前等は〜うちの会社に勝手に入りこむな〜 |
| 当然阿修羅はその一団に向かってこう言いました。しかし彼等は表情も変えずにこう言いました。 「東京地検特捜部です。全員ここから動かないで下さい。」 そして何やら白い紙を両手で示したのです。 そうです。よくはわかりませんが、強制捜査の令状だったのです。 もう身動き取れません。あぁ〜。 |
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何がなんだかわかりません |
| 一般社員までは何も知らされません。わかっているのはなんだか捜査されているって事です。脱税らしいって事まではわかりました。外に電話もかけられません。 | ||||
机の中の書類を全部出してください。 |
| 係員(捜査員)は全員にこう言いました。係員の目を盗んでこっそり自分の営業フロアーに戻った阿修羅も例外ではありません。契約関係の書類はすべて没収されてしまいました。明日からの業務どうすればいいのだろう? | ||||
あれ?会社が映ってるぞ? |
| やること無いので社内のTVを見てみると何気に良く知っている風景が映っています。あれ?うちの本社ビルじゃん!って言う事は?窓から外を見ると何台ものTVカメラがこちらを狙いすましています。「やばっ!窓から顔を出すと全国放送で恥さらしちゃいます。しかも生放送です。TVでは「都内大手不動産会社脱税で強制捜査」なんてテロップまで流れています。 | ||||
どうしたの? |
| 半年前に辞めた社員から会社に電話がかかってきました。「昨日マスコミが来てさ〜前の会社ってどんな会社?なんてきくんだよね〜なんだろ?」って。馬鹿!テレビ見てみろ!呑気な事言うな! | ||||
仕事ありません |
| 予定していた契約はすべてキャンセルです。当然です。ヒマなので副社長に誘われて一緒呑みに行く事にしました。 | ||||
尾行 |
| 赤坂の焼肉屋で2階の窓から外を眺めると・・・・・。電柱の影に黒い人影が2人程たたずんでます。その後別の店に言ってもその人達が目に入ります。そうです。証拠隠滅しないように尾行していたんですね。なんかTVドラマの世界にいるみたいです。 | ||||
留守電に |
| まぁTVでも放送されたし自宅の留守電にいっぱい留守録が入っているのはわかっていました。遅くに帰ってみると案の定週十件の留守電です。「ピー、 お前何やったんだ〜 ピー」「「ピー、 TV出てたぞ〜 ピー」ってた〜くさんの旧友からの冷やかしの電話の間に、「こら〜新聞沙汰おこしやがって!今すぐ実家に戻れ!」と父親からの激怒のお声が入っています。ん?新聞?なんだ? | ||||
夕刊に顔写真が・・・・ |
| 最初に係員に押し込められた時にピカピカーと光ったものの正体はカメラのフラッシュだったのです。かくして阿修羅の顔は脱税会社の社員として大きく夕刊に出てしまっていたのです。捜査官が捜査令状を出してびっくりしている間抜け顔が全国に報道されちゃたのです。それを親が見れば怒るのは当然です。 | ||||
社長逮捕 |
| 当然です。役員もなにらや警察につれて行かれました。それからは業績悪化が顕著に表れて会社もその数年後に無くなってしまいました。 | ||||
後日談 |
| 強制捜査はすでにわかっていたのです。知らぬは社員だけです。 @マスコミはすでに情報をキャッチしていた事 A社長の後継者は札幌支店にすでに転勤済みで被害無し B大事な書類はすでに秘書課が持ち出し隠滅していたらしい などなんかすっきりしない結末です。 |
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