私犯罪者になっちゃうの?

ノンフィクションで送る衝撃の実話。大手都市銀行と大手不動産会社ーによって一人の何も知らない女性が犯罪者として仕立て上げられそうになりました。

むかし、むかし結婚を間近に控えた若いカップルが突然犯罪者になるように仕立て上げられた事があります。それも勤めている大手不動産会社と都市銀行によって仕組まれたとは・・・。大手不動産会社に勤めるさくら(仮名)は入社2ヶ月にもかかわらず勉強でついていった決済が元で犯罪者に仕立て上げられました。

私犯罪者になっちゃうの?

「何〜?どうした?何かやったのか?」さくらに言われて一郎(仮名)の第一声はこうでした。
「わかんない」さくらは涙目で答えます。
「わかんないって、自分がやった罪がわかんないってどういうこと?」早く白状して楽になれ!とはさすがに言えませんが、なにやら文書偽造で訴えられそうだとの事です。詳しく話しを聞こうにも不動産の複雑な仕組みなんて新人OLのさくらにはわかりません。説明だってチンプンカンプンで言っている本人だってわかりません。でも訴えられるのは事実らしいです。

真実は何?

どうも不動産仲介の新人OLさくらは勉強の為に残金決済の同行をしたらしいのです。しかしそこには悪魔達が潜んでいたのです。そしてトラブルに発展した事についてすべてさくらに罪をなすり付けて自分達は逃げようとしたらしいのです。悪魔とは売主と都市銀行そして大手不動産会社です。

売主は妻の不動産を勝手に売却したのです。

悪魔達はその事を知っていたのです。残金決済は当然都市銀行の支店で担当者立会いの元行っています。知らなかったのは新人OLさくらだけです。借金の返済で困っている売主が妻との共有財産を売却しようとしたのです。銀行だって焦げ付きそうな融資がこの不動産売却によって返済されるのです。妻の承諾なんて無視です。

事件発覚

そりゃすぐにばれますよね。そして売主の妻は訴えました。

私は知りません

ついに悪魔達は責任逃れを始めました。
銀行:当行は関係ありません。決済だって当行で行ってません。当社は騙されたのです。
不動産会社:当社は売主に騙されました。
売主:銀行と不動産会社にそそのかされました。

誰が妻の売却書類を書いたのか?

さくらなのです。決済同行の時に司法書士渡す所有権移転の委任状はやはり女性の字が良いとの事で会社と銀行の指示でさくらが署名したのです。しかし新人OLです。何の書類なのか?なんてわかりません。それでも一度は断ったさくらですが、その場での全員の圧力により署名したのです。新人OLのさくらは抵抗なんてできる訳ありません。

そうだ!すべてさくらの罪にしちゃえ!

銀行だってみんなさくらが仕組んだ事でみんな丸く収まるじゃないか!これで決定!と言ったかどうかはわかりませんがその結果冒頭のセリフになったのです。「私犯罪者になっちゃうの?」

一郎登場

婚約者が犯罪者になっては大変です。まして一郎の叔父さんは警察署長もう一人の叔父さんは刑務管です。捕まったらしゃれになりません。そこで一郎は立ちあがりました。
まずは銀行にTELです。
一郎は残金決済をした○×銀行四谷支店に電話をかけました。
一郎「あなたが担当ですね。今回の件はどういうことですか?」
担当「えっ?お宅様はどちら様?」
一郎「さくらの婚約者です。今回の件では非常に迷惑しております。」
担当「委任状ありますか?」
一郎「あっ?委任状だぁ?そんな物が無いと話しもできないのか?委任状なんて婚約者なんだから何枚だって持って来てやるよ!」
担当「えっ・・・いや・・・・おり返し電話します」


待てど暮らせど電話なんてかかって来ません。翌日電話すると大変なことに・・・・。

担当は転勤しました

馬鹿こくでねぇ!しかし銀行の上司はこう言い張ってます。また大手の得意技担当飛ばしが始まりました。
一郎「冗談じゃない!今から行くからまってろ!」
でも実際銀行に行ったって事態の好転は見こめないとは思いながらも元?担当者の上司に会うとこんな事を言いました。
上司「委任状あります?」
一郎「ほれ!、欲しくりゃもっと出そうか?」
上司「名刺は?」
一郎「名刺なんか関係ないでしょ?でもほれ!」
上司「一郎さんは×△不動産さんですか、当行ともお取引ありますね」
一郎「関係ないでしょ!!本題に入りましょうよ」
上司「当行といたしましては残金決済は行っておりませんね。場所も提供しておりません。
一郎「今言った言葉後悔するなよ。それよりもなんで昨日の今日で担当者転勤するんだ」
上司「当行の理由なのでお話できません」
その後もいろいろ話しをするが、一切関係無いとの一点張りに帰るしかない一郎でした。しかし「当行としましては残金決済は行っておりませんね。場所も提供しておりません。」の言葉だけは胸に刻んでおく一郎なのでした。

仲介会社の陰謀

仲介会社本社の法務室からさくらは呼び出しを受けました。心配なので一郎もついて行く事にしました。
法務室とは会社の契約関係やトラブルを処理するところです。
いきなり
室長「じゃぁここに事実関係が書いてある書類があるからサインして」
さくらも出された書類に対して軽く読んで何の躊躇なくサインしようとしています。
一郎「ちょっとまて!読ませろ!」
室長「まぁ、いいですけど・・・・。」
なんか嫌々見せている感じです。しかしその理由は書類を良く読んでわかりました。つまりこんな事が書いてあったのです。

今回の取引は私の一存で行いました。会社は関係ありません。責任はすべて私にあります。

難しい表現や言葉の影にこんな事が書いてあったのです。一見すると気がつかなかったのですが、全体を要約するとこんな内容です。
一郎「こんな文章にサインなんかできる訳無いじゃないか!さくらはほとんど素人だよ訳わからず社命でサインしただけじゃない。これじゃまるでさくらが犯罪者だよ」
室長「わかりました。事実を書いて下さって結構です」
一郎「当たり前でしょ!」
室長「銀行は残金決済を立ち会わなかったと言っていますが、どうなんでしょう?」
さくら「ウソです。銀行の奥の応接室でやりました。ソファーの位置とか花瓶の柄とかだってちゃんと覚えています」と位置関係を紙に書いて説明しました。そして上司に頼まれて所有権移転の書類にサインした事。そのことは同席していた上司にも認させました。そして銀行の担当者も同席していた事も。
一郎「とにかくこれで銀行だって無関係じゃ無いし、さくらだって犯罪者じゃないって事がわかったでしょ?わかったらこの書類にサインして・・・。
一郎は逆にさくらの上司から事の正確な顛末書にサインをしてもらったのです。

そしてさくらは無事開放されたのです。素人同然の新人OLに罪をなすり付けて知らん顔している大手会社のやり方が許せなくてここに発表しました。

この物語は取材に基づき事実を忠実に再現したノンフィクションです。登場人物は本人のプライバシーを考慮して仮名にしてあります

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