印鑑なんてただ朱肉つけて押せばいいんじゃないの?そんな事を考えている人はこの先勉強しなくて良し!
印鑑の種類
実印・認め印・銀行印・シャチ○タ(メーカなんていろいろありますが)最後のシャチ○タ(よくTVとかでCMやっているやつは)ハンコではありません。スタンプです。宅配の受取では使えますが不動産売買では使えません。当たり前のように勘違いしている人が多いので注意してください。
朱肉
当然朱肉も必要です。押しても押しても朱肉いらず?それはスタンプだって!
朱肉でもいろいろ種類があるのです。現在はスポンジの朱肉が殆どですけどきちんと印影を出したいのなら練朱肉を使います。今ではほとんど絵画や書道の世界でしか利用しません。
何処に押すの?
本来は名前にかけて押すものだと考えております。署名の最後に 「印」 のマークの上に押す人が多いのですけれど名前に一番最後の上に押すべきだと考えております。
印鑑を押す名称
- 消印=印紙を貼ったあとにその上から押して印紙を再利用できなくする為に押します
- 割り印=2つ以上の書類に共通性を持たせるために押します。
- 訂正印=間違い無く訂正した証拠として押します
- 捨印=あとから何に使っても構わない場合空いている余白に押します
捨印
捨印とは何だ?上記④には大変な事がさらりと書いてあります。つまりこの捨印を押した場合あとからいろいろ契約書に書きこまれても文句が言えなくなります。「間違ったら訂正印をもらうのが大変だから、先に念の為もらおうかと思って」そんないい訳で捨印を押させますが、それが勝手に訂正印に利用されたらどうするんですか?この不動産購入講座の「印鑑の押し方」の最大の勉強事項です。捨印は押さない。これが大切です。あとから改ざんされたら困ります。
実印の保管場所のテクニック
大切な実印です。きちんと保管しましょう。でも一生の内で何度も実印を押す場面なんてありませんよね。一番安全な保管場所をお教えします。
使い終わったら印鑑証明を抹消するのです。そうすればあなたの実印はただの認印です。また使う時に印鑑登録するのです。実際そうやっている地主さんもいます。実印なんてあるからいろいろ悪さにひっかかるのです。
実印には天地の印がついていない訳
実印には上下の印がついていません。押すときにいちいち印鑑を逆さにして確認しないといけませんね。なぜこんな不便な事をするのか?それはいちいち確認して押しなさいというハンコやさんの暖かい心使いなのです。決して不便だと思って目印を付けてはいけません。
不動産購入時実印を押す書類・押さない書類
実印を押す書類
公庫・銀行申込書類・金消契約書・抵当権設定・農転などや役所提出書類で、取引の相手が求めて来た場合。
実印を押さなくても良い書類
所有権移転・司法書士委任状・売買契約書・建築請負契約書