不動産情報や広告を見ていると目的不動産は随分お手ごろになったのではと考えてしまいます。実際に現地などに足を運んでみると安いと思った広告の物件は必ず安いなりの理由が存在しています。ことさらメリットばかり強調してある広告は通常書く項目は抜け落ちていたりと、希望の物件よりはかけ離れた存在なのです。広告だって費用はかかります。高い物件や通常の価格の物件を載せていたのでは顧客からの反響は望めません。自ずと安いと認識させられる物件ばかりを選んで掲載するのです。そうなると広告だけで不動産相場を考える消費者は価格が下がったと誤認してしまうのです。全体的にそのような物件ばかりなので、当然市場にはレモンの原理(悪価は良価を駆逐する)が働き相場は下がって行くのです。きちんとした優良物件を求めている消費者は当然満足はしません。結果多少高くても条件の良い物件を購入してしまうのです。その購入していった価格が相場となるのです.決して広告の一部だけで相場を判断するのは危険なのです。よくある広告としては囮広告や敷地延長などの実際現地に行かなければわからない、問合せをしなければわからない不動産情報が多く掲載されています。それは相場とは言わないのです。決して勘違いしないで下さい。相場は思ったより安くは無いのです。
安い物件には安い理由があり、高い物件にも高い理由があるのです。売主は誰だって1円でも高く売りたいのです。安く売っても構わないなんて人はいないのです。
広告だけである程度の相場を考えているようではとても良い物件は手に入りません。現地に足を運んでそれぞれの物件の特性を検討してから判断しましょう。