段階的に上げることで景気の拡大を狙っている事はおわかりですよね。狙いは1400兆円の国民の個人貯蓄を早く市場に出して(使って)景気拡大をする、つまりお金は早めに使ってください。という事です。景気回復の為です。
まぁ、それも今回の話しではありません。前回の消費税アップの時の事を住宅購入に役立てて欲しいので参考にしてください。
消費税アップによる駆け込み需要は当然予想される事です。3%から5%に消費税が上がった時もそうでした。それによる弊害とは・・・・・・・・。
駆け込み需要なのでライバルだって多くなります。
前回の消費税アップの駆け込み需要において建築資材の不足という事体がおこりました。確か石膏ボード(住宅の壁)が無かったのです。全国どこのメーカーにも殆ど在庫が無かったのです。無いと言うよりはどこかで買い占めていたらしい。工事はそこからストップです。当然期間に限りがありますから、ボードが入荷した時点では工期ぎりぎりで職人さんは手いっぱいの疲労困ぱい。当然好い仕事なんか期待できません。外壁だって間に合いませんから有り合せでとにかく完成させればいい。とか泣く泣くサイディングをやめてモルタルにした例だってあります。また購入者もゆっくりとした選択肢がなくなり不本意な物件を購入せざるを得なかった状態です。銀行だって決済の時期が殺到して、まともな対応なんてしてもらえなかったのです。
そして思わぬミスや勘違いなんかだっておきてくるのです。
消費税アップの駆け込み需要の弊害はこんなところに出てくるのです。良い買物を計画しているなら時間をかけてゆっくり探すべきです。工期もゆとりをもって計画しましょう。住宅も場合の消費税は大きいのです。
備考
不動産の場合には土地には課税されません。建物価格に対して課税されます。